こんにちは。ketasin です。
弱虫ランナーですが、なぜか街の坂が好きです。時々坂を探しています。
例えば、ジョギングで近くを時々通る城郷高校はちょっとした丘の上にあり、正門前には寝起きの学生を痛めつけるヒドイ坂があります。
きつくて学生や保護者は正門をあまり使わないという噂。
google map より。
google map (earth) でこうやって坂の凄さを見れるのが良いのですが、実際どのぐらいの坂なのかはわからないので、国土地理院地図(城郷高校周辺は高さ精度±0.3m~0.7m)で調べます。
昔の日産マーチ4人乗りだときっと登れない。
100m 進んで15m 昇る、勾配 15% のきつい坂です。本当は現地計測したいですが、計測ギアとしてはランニングウォッチしか持ってないし、ウォッチは標高についてあまり良い数字は出ないです。
公道なら管理上の名前がかならずあります。この坂道は横浜市管理の市道で、名前は「片倉第271号線(横浜市サイト よこはまのみち)」です。
幅員(みちはば)は 2.73~3.50。車は少なくジョギングしやすい。
坂を調べるときはいつもこんな風に地図でいろいろ調べた上で、行ったときの自分が「これは死ねるクハー」となっているところを想像してニヤニヤしています。
そういうわけで、最近行ったいくつかの坂について書きます。
港北区鳥山町281-52付近の坂(小机第257号線)
上で紹介した、城郷高校の正門前の坂へ行った時のジョグで、その前に行った坂です。
- 小机第257号線(の一部)
- 幅員 2.80~3.50 m
- 勾配 19%(水平140m、上昇 26.8m)
勾配は、先の国土地理院地図で手でチェックして確認したやや雑な数値です。
新横浜公園や日産スタジアムが一望できる素晴らしい坂。
この坂は、はまれぽさんの「横浜で一番急な坂はどこ?」の記事で気になっていて、もっと前にジョグで行ったことがあります。
そのときはヒドイ動画も撮っています。高齢そうなオジさんが自転車でスイスイ上っていたのを見て衝撃をうけました。
タラン。暑いのでまた城址の中走ってた。
— ketasin (@keratin51320231) 2023年6月24日
はまれぼの、横浜で一番急な坂の記事にあった近くの急坂走ってみた。これほんとに車走れるのかな。
降りる時、自転車おじさんがなんのこともない顔で腰も浮かせずに一番上まで登ってた。 pic.twitter.com/9SQBTfpSKn
はまれぽさんの「横浜で一番急な坂はどこ?」特集は、「車が走れる、行き止まり坂ではない」といった基準の上で調査されているのでブレが無くとても面白いです。この坂については、次の都筑区・港北区編で紹介されています。
注記:はまれぽさんの勾配数値は、独自計測+最大勾配あたりの値のようで、私の国土地理院の地図で調べた数値とはかなり違います。
断面図ではわかりづらいですが、昇り始めて「きついなー」と思う真ん中ぐらいで勾配がきつくなって「昇れないフガーっ」となる坂です。
いい坂だと思うのですが、たくさんランナーが走っている所を濃く表示するサービス、強々ランナー御用達の「STRAVA」では全く人気がないようでした。ナカナカいい坂だと思うんだけどなー。
なんということでしょう(STRAVAより)。
三枚町393−12(片倉第416合線)
最近見つけた、気に入っている坂です。
- 片倉第416号線
- 幅員 4.55~4.80 m
- 勾配 22.5% (水平 110m、上昇 24.7m)
何処からアプローチしても上り坂の厳しい学校。
城郷高校正門前や、鳥山八幡宮の坂と同じジョグで行った坂で、このジョグの目的の一つでした。
傾斜もすごいですが、角度変えずに、ほぼまっすぐに昇る姿が雄々しさを感じます。見通しが良く、一番上で歩いている人が見えます。
斜度もずっと変化しない。
見通しがよいおかげでゴールが見え、斜度に変化がないこともあって「あともう少し~」と踏ん張りが効きやすいです。
勾配と長さなら、このあと紹介する北寺尾の「ギネス坂」並みだと思います。地図で見つけたときは興奮気味でした。
でも、やっぱり、ランナーの方々に人気ある坂ではないようです。STRAVA のヒートマップでも若干色ついてるかな~、程度でした。
坂の上の景色もあまり良くない(STRAVAより)
周囲を畑や林に囲まれていて、日中でも人があまり通っていない走り放題の坂なので、お近くに御入用の際は、是非昇ってみてください。
北寺尾7丁目23の坂「ギネス坂」(師岡第337号線)
坂が好きな昇天フリーク*1には有名らしい坂です。
- 師岡第337号線
- 幅員 2.72~3.74
- 勾配 21.2% (水平 120m、上昇 25.5m)
これが結構メンタルダメージ大きい
(断面図は、国土地理院地図)
坂の近くの二つ池や獅子ヶ谷公園にジョギングで行きたかったので、そのときに攻略してきました。
朝ラン。暑くはないけどじっとりして風もなく、走ってると汗だく。
— ketasin (@keratin51320231) 2024年9月28日
狙ってた、二つ池、獅子ヶ谷、北寺尾の坂行ってきた。
節操なく、あらゆるものを消し去りそうな片付け屋さんの広告があった。 pic.twitter.com/41f56X1MCS
碑があったり、名前がついていたりする由緒ある坂ではないのですが、ランナーさんだけでなく、急坂好きの方々にはよく知られているようです。リンクは全部、この坂のところで頭出ししてます。
激急坂なのも凄いのですが、真ん中あたりで左に折れていてその先は見えないのが、ちょっとイヤらしいです。結構昇ってきたぞ、と思って左に折れると、まだ続いていてガックシします。
これを目標にしてはならない。
でも、昇り切ればこの辺りではなかなか見れそうにはない景色が広がってました。
横浜で絶景といえば、ランドマークタワー。
おまけ:獅子ヶ谷二丁目あたりの坂「(通称)大坂」(師岡第148号線)
ギネス坂のすぐ後に、以前 STRAVA で見つけたスゴイ急坂を体験してきました。実は階段です。
平均勾配24.1% は壁ね。
階段でも立派な市道です。元は地元の人が作ったもので、あとから市に寄贈されたような道かも。
ギネス坂側からだと、この坂の上側になってしまうので、昇らずに降りてきました。
いってみるとすぐにはわからないような入り口ではじめ見落としてました。
「大坂」って名前の由来はわからない。
この周辺の「獅子ヶ谷市民の森」マップにも書いてない。
静かな抜け道ですが、うっそうとした林の中の階段で、街灯もなにもないので、夜は絶対通りたくないですね。
そして、階段を一番下まで降りたらこんなことに。
って、上で言ってよー。
この坂になぜ「大坂」という名前をつけたのかが謎だったのですが、結局、行った限りではわかりませんでした。
*1:書いてて思いついただけの造語